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【最新版米国株】半導体関連株ベスト8:US Newsが選出

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この記事では、半導体関連の米国株で有力なものを紹介したいと思います。

US Newsが「半導体株ベスト8」を選んでいたので、それを参考にしています。

 

なぜ半導体関連株が有力なのか?

世界的な半導体不足が続いています。

半導体の不足で、自動車の製造が遅れているだけでなく、この夏は、家庭用ゲーム機も品薄で、エアコンも生産調整が迫られているようです。

 

世界の半導体市場は拡大していて、昨年に引き続き、2021年の半導体需要は先端半導体から汎用半導体まで好調。

5Gスマホの普及開始に加え、新型コロナ禍の中でテレワーク、在宅学習が普及したことによって、パソコン出荷とデータセンター投資が拡大しました。

 

さらにアフターコロナの景気回復で、自動車、家電、産業機器など様々な分野でも半導体需要が拡大。

その結果、ほぼ全分野で程度の差はあれ「半導体の品不足」が起きています

 

オンラインゲーム、クラウドコンピューティング、AI、5Gネットワークなど、今後も半導体需要は間違いなく増加しています。

 

半導体関連銘柄は、間違いなく、有力な投資先だと思います。

半導体関連株は、去年に引き続き、今年も好調です。 

半導体ETF SMH(ヴァンエック ベクトル半導体ETF

USNewsが選ぶ半導体銘柄ベスト8の前に、半導体ETFを紹介しておきます。

個別銘柄よりリスクが低いのが、半導体銘柄のみで構成されるETFに投資することです。

SMH(ヴァンエック ベクトル半導体ETF)です。

 

構成銘柄は、次の通りで、この後紹介する個別銘柄もたくさん入っています。

 

・台湾セミコンダクターマニュファクチュアリング(TSM)

・エヌビディア (NVDA)

・ASMLホールディング(ASML)

クアルコム(QCOM)

アドバンスト・マイクロ・デバイセズAMD

インテル(INTC)

テキサス・インスツルメンツTXN

ブロードコム(AVGO)

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

マイクロンテクノロジー(MU)

 

信託報酬率は、0.35%なので十分に低めだと思います。

US  Newsが選ぶ半導体関連株ベスト8

USNewsが、半導体関連の米国株ベスト8を選んでいたので、紹介したいと思います。

money.usnews.com 

また、半導体に詳しくない人にとって、半導体メーカーはそれぞれの企業で何が違うのか、わかりづらいと思いますので、それぞれの会社の特徴について補足しました。

Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. (TSM)

台湾セミコンダクターマニュファクチュアリング(TSMC)は、世界で最も大きい半導体メーカーです。

2021年6月末時点の世界の株式時価総額ランキングでも10位と世界的な大企業です。

 

特徴は、他社との契約の下で製造を行い、自社ブランドで設計、製造、販売を一切しないことです。

 

半導体の製造は研究開発への大規模な投資が必要です。そのため、設計に特化して製造は他社へ委託する「ファブレス(fabless)」メーカーが多いです。

一方で、TSMCのような他社からの委託による生産を専門にするメーカーを「ファウンドリ(foundry)」呼びます。

 

半導体業界の住み分けについては、こちらの記事に詳しくまとめています。

naturalwater.hatenablog.jp

 

TSMC半導体製造を委託している企業は、売上順に、アップル(25.4%)、AMD(9.2%)、メディアテック(8.2%)、ブロードコム(8.1%)、クアルコム(7.6%)、インテル(7.2%)、エヌビディア(5.8%)と続きます。*1

 

世界の主要なファブレス半導体企業の多くが、TSMCに委託しています。

TSMC半導体は、iPhone12にも使われています。

Nvidia Corp. (NVDA)

エヌビディアは、GPUの世界的リーダー企業です。

GPUとは、3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体のことです。

大ざっぱに言えば、画像専門のCPUみたいなもので、AI製品に欠かせない機械学習や推論の処理を行います。

 

ゲーム用ハイエンドPC、データセンター、自動車のなどさまざまなエンドマーケット向けの製品を製造しています。

 

業績を見るとわかるように、ここ数年で飛躍的に伸びています。AI製品や自動運転の普及で、高性能のGPUの需要が伸びているのが大きな要因です。

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エヌビディアの業績(単位:100万ドル、マネックス証券銘柄スカウターより)

ASML Holding NV (ASML)

ASMLホールディングは、1984年に設立されたオランダに本拠を置く企業です。

 

半導体を製造する際に必要な露光機(フォトリソグラフィシステム)の世界トップメーカーです。

 

ASMLの半導体露光機は、TSMCインテルサムスンなどすべての大手半導体メーカーで使用されています。

 

半導体露光機については、次の動画がわかりやすいです。

www.youtube.com

Broadcom (AVGO)

ブロードコムは、世界的なアナログ半導体サプライヤーです。

 

2015年に、アバゴ・テクノロジーが買収し、企業名をブロードコムにを変更したため、ティッカーシンボルはAVGOになっています。 

Advanced Micro Devices (AMD)

アドバンスト・マイクロ・デバイセズはCPUのサプライヤーで、長年インテルのライバル企業です。

ここ数年は、インテルからシェアを大きく奪って成長してきました。

2021年第1四半期(1月-3月)では、x86サーバーチップのCPU市場のシェアは、インテルが79.3%、AMDが20.7パーセントです。 

Micron Technology (MU)

マイクロンテクノロジーは、売上規模としては世界でナンバー4の半導体メーカーです。

半導体の中でも、主に「半導体メモリ(記憶装置)」を製造しています。 

NXP Semiconductors NV (NXPI)

NXPセミコンダクターズは、モバイル決済や自動車などに使われる高性能のミックスドシグナルIC(アナログ信号とデジタル信号が混在した回路)のサプライヤーです。 

KLA Corp. (KLAC)

ケーエルエーは、半導体製造装置や半導体検査装置(制御装置)のいずれにおいても、業界トップの会社です。