【2022年米国株】USNewsが選ぶ2022年の上昇銘柄
US Newsが「2022年に買うべき米国株ベスト10」という記事を発表していたので、翻訳して、解説したいと思います。
1 Alphabet Inc. (GOOG, GOOGL)
【どんな会社?】
Google(グーグル)です。
【US Newsが選んだ理由】
・アナリストの予想では、Googleの利益は、これから5年間にわたって、毎年24%上昇する。(ちなみにアップルは15%の予想)
・コアビジネスである広告は依然として強い。YouTubeの広告売上は、急増を続けていて、直近の四半期は43%増。
2 Medifast Inc. (MED)
【どんな会社?】
メディファストは、減量や体重管理を目的とした健康食品を販売している会社です。
【US Newsが選んだ理由】
・直近の第3四半期(2021年9月)は前年同期比売上52%増。
・PERが約15倍と過小評価されている。
・アナリストの予想では、メディファスとの利益は、これから5年間にわたって、毎年20%上昇する。
・負債がなく、配当は継続的に2.9%出している。企業の関係者が最近100万ドル分の株を買った。
3 ASML Holding NV(ASML)
【どんな会社?】
半導体を製造する際に必要な露光機(フォトリソグラフィシステム)の世界トップメーカーです。
ASMLの半導体露光機は、TSMC、インテル、サムスンなどすべての大手半導体メーカーで使用されています。
【US Newsが選んだ理由】
・半導体回路の微細化で欠かせない「極端紫外線(EUV)の露光機」を開発しているのは、世界でASMLだけ。
・市場を独占していて、参入障壁が非常に高い。
・2022年も半導体不足が続くと考えられ、需要が高い。
4 EOG Resources Inc. (EOG)
【どんな会社?】
EOGリソーシズは、アメリカとカナダで天然ガス・原油の探鉱、開発、生産、販売を行う会社です。シェールガス生産者としても最大です。
【US Newsが選んだ理由】
・2021年11月の米インフレ率(CPI総合指数前年比上昇率)は6.8%で、約40年間で最大のインフレ率。
・インフレ率が高いと石油などのコモディティが上昇する。
・1.8%の配当を継続的に出している。
5 Lowe's Cos. Inc. (LOW)
【どんな会社?】
ロウズ・カンパニーズは、世界第2位の大手ホームセンターです。
【US Newsが選んだ理由】
・パンデミックの影響で、住宅や生活スペースを改築、増築、改造する人が多い。
・2021年には60%の株価上昇。
・最大のライバルホーム・デポ(HD)のPERが28倍なのに対して、ロウズは23倍と割安。
6 Microsoft Corp. (MSFT)
【どんな会社?】
マイクロソフトです。ウィンドウズOSやOfficeなど、個人・法人向けのソフトウェアを販売しています。
【US Newsが選んだ理由】
・クラウドサービスのAzureは利益率が高く、急成長している。AmazonのAWSに次いで世界第2位のクラウドサービス。
・WindowsとOffice(およびOffice 365)の収益が、クラウドに投資できる大きなキャッシュフローを生み出している。
・LinkedIn(前四半期に42%増加)、Xbox、Microsoft Surface、Microsoft Dynamicsなどのセグメントも好調。
7 Upstart Holdings Inc. (UPST)
【どんな会社?】
2020年の12月にIPOした若い会社で、個人向け融資を行うシリコンバレーのフィンテック企業です。
貸し出しリスクの査定にAI(人工知能)を用いています。
7%から36%の金利で1000ドルから5万ドルの融資を行っています。
顧客は、クレジットカードの債務整理から結婚式向けの資金など、様々な目的で同社の融資サービスを利用しています。*1
【US Newsが選んだ理由】
・個人のローンからスタートした自動車ローン市場にも参入し、将来は住宅ローンのような大きな市場にも参入していく可能性がある。
・すでに利益を出していて、IPOしたばかりの若い企業には珍しい。
8 Visa Inc. (V)
【どんな会社?】
クレジットカード会社のビザです。
【US Newsが選んだ理由】
・競争上の優位性が高いため、株価は高く、通常エントリーポイントが少ない銘柄だが、2020年2月の高値以来株価は横ばい。
・直近の四半期である第4四半期の支払い量が、2019年のパンデミック前の水準から上昇している。
・四半期配当の引き上げを発表している。
9 Grupo Aeroportuario del Sureste SAB de CV (ASR)
【どんな会社?】
メキシコの空港運営会社です。
【US Newsが選んだ理由】
・サンファン、プエルトリコ、コロンビアのメデジン空港は、2021年11月に、すべての空港のトラフィックが2019年11月よりもすでに7.2%増加した。
・オミクロン株と将来のコロナウイルスの変異株は脅威をもたらす可能性がありますが、2021年のデルタ株では、株価はほとんど変化しなかった。
10 Meta Platforms Inc. (FB)
【どんな会社?】
Facebook、Instagram、Instagram、WhatsApp、Messengerなどのアプリの会社です。
【US Newsが選んだ理由】
・35.8億人が、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerなどの同社のサービスの1つを毎月使用している。これは世界人口の約50%、または世界のインターネットユーザーの75%に相当する。
・来年にはメタバースに100億ドルを投資する予定。
(関連記事:メタバースとは?上昇期待の米国株もわかりやすく解説)
気になる企業はあったでしょうか。
ちなみに私の場合は、気になった銘柄については、チャートを見て、チャートの形が悪くなければ、少額ですぐに投資してしまいます。
ただし、下がったら即損切りして、上昇もしくは横ばいであれば、少しずつ買い増しするという方法をとっています。
ちなみに去年も同じようにUS Newsは、2021年に買うべき株ベスト10を発表していました。気になる方は、こちらの過去記事を見てみてください。