高配当米国株!注目の製薬企業ベスト3
モトリーフールーの記事で、今後20%以上の値上がりが期待される「高配当米国株」が紹介されていました。
通常高配当銘柄は、大きな株価上昇を期待できない代わりに、配当がたくさんもらえます。
配当利回りもいいのに、株価上昇も期待できるという、いわば「キャピタルゲインとインカムゲイン両取り」の株ということです。
3つの株が紹介されており、すべて製薬企業です。
アメリカの製薬企業なんて、あまり知らないですよね?
知らなきゃ、損です!
グラクソ・スミスクライン (ティッカー:GSK)
巨大製薬企業です。
現在の、配当利回りは約5.6%です。
6月10日時点で、株価は39.550USD、PER13.4倍で、PBRは4.7倍です。
アナリストたちの目標株価の平均は、現在の株価よりも22%高いです。
直近の商品ラインナップが好調です。
呼吸器の薬のトレレジーエリプタ(Trelegy Ellipta)とヌーカラ(Nucala)、HIV治療薬のドバート(Dovato)、狼瘡の治療薬ベリムマブ(Benlysta)が伸びています。
また、今後の商品も期待されています。
世界初の長期作用型のHIV治療薬カボテグラビルおよびリルピビリン(Cabenuva)の販売が、スタートしています。
メルク(ティッカー:MRK)
メルクも、巨大製薬企業です。
直近の配当利回りは、約3.6%で、ここ10年は増配を続けています。
6月10日時点で、株価は74.040USD、PER26.7倍で、PBRは7.0倍です。
1年後の目標株価コンセンサス(市場予想平均)は、現在の株価よりも29%も高いです。
がん治療薬のペムブロリズマブ(Keytruda)が、引き続き伸びていきそうです。
最近の報告では、この薬は、腎臓がんにも効果が出ているようです。
また、女性向け医療事業とバイオシミラー事業を分離し、Organonを新たに設立したばかりで、期待されています。
ヴィアトリス (ティッカー:VTRS)
こちらも、製薬企業です。
2020年の11月に、ファイザーのアップジョン事業部門が分社化され、マイラン(ジェネリック薬剤のメーカー)と統合した新会社です。
直近の配当利回りは、約2.9%
アナリストたちの目標株価の平均は、現在の価格よりも30%以上高いです。
6月10日時点で、株価は15.450USD、利益は赤字なのでPERはナシで、PBRは0.9倍です。
アナリストが株価が大幅に上昇する可能性があると考える理由の 1 つは、現在、ヴァトリスが非常に割安だからです。
ものすごい収益成長を生み出すと期待されているわけではありませんが、アップジョンとマイランの合併による相乗効果を達成することで、最終的な収益は改善する可能性があります。