熱血銀行支店長の大冒険
2019年4月福山雅治主演でドラマ化いうオビに惹かれて買った。
仕事にアツい都市銀行の支店長 片岡史郎が、仕事に奔走する話。
とにかくアツい、アツすぎるぜえ。
エリート銀行員である片岡は、業績の悪い支店に支店長として配属される。
仕事に対してやる気のない行員たちをどうにか巻き込みながら、支店の業績を伸ばそうと必死にもがきまくるストーリー。
どんどん話が展開されていって、テンポがめちゃくちゃいいので、読みやすい。
最初から最後まで、ほぼ一気読みした。
何も考えず、気軽なエンタメを楽しみたいという人にはオススメの1冊。
【まとめ】この小説で学んだ銀行支店長の人心掌握術
1. 部下に手柄を持たせて、部下の仕事への意欲を高める
自分が事前に交渉していることを隠し、あたかも部下が「自分の力で契約を勝ち取った」と思わせる。
2. 部下にノルマを振る時は、自分にもノルマを振り分ける
例えば、今月あと10件契約が必要だったら、「私と君で5件ずつ分けよう」といったように、協力している感じを出す。
3. 部下が悔しんでる時には、自分も全力で悔しむ
大企業では、部署間の対立はつきもの。この支店でも、大型融資の稟議をめぐって本部と対立し、次長の真山が必死になって獲得した大型融資は、実行直前で稟議差し戻しを食らいます。
その際に、次長の悔しい気持ちを組んだ支店長は、一緒になって悔しがり、差し戻しをした本部の悪口を言い、自分のデスクを蹴飛ばします。