「同調圧力が生き苦しい」と思う人におすすめの本:『コンビニ人間』
今さら読んだのですが、とても面白かった。
あらすじ
子どもの頃から、常に合理的で感情を持ち合わせていないせいで、家族やまわりの人から「変な人」「病人」扱いを受けてきた、主人公・古倉恵子(36歳)。
なんで、結婚しないんだ? 結婚することが女の幸せだろう?
なんで、定職につかないんだ? 30歳過ぎても結婚せずに、アルバイトだけしてるなんて、かわいそう。
他人に迷惑をかけているわけでもないのに「他人の価値観で生きる」ことを強要され、それが鬱陶しくて、なんとか「普通の人っぽい」毎日を生きようとする小説。
特にささった文章
皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。私にはそれが迷惑だったし、傲慢で鬱陶しかった。
普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ。
感想
あらためて、他人と関わるのって、めんどくさいなって思わされる本でした。
私は、他人に対してブーブー文句ばかり言ってる人が、めんどくさいなって思います。
そんなに文句を言うほどその人のことが嫌いなら、関わらないようにすればいいのにって思っちゃいます。
また、ネガティブなことをつぶやいて、同情を求めてくる人とか、本当に面倒くさいなと思います。
同情せずに、現実的な解決策を提案をすると「冷たい人だ」とか言って怒ってくる女の人いませんか?