【2021年最新版】有名投資メディアが選ぶ「最も買うべきETFベスト10」
US Newsで「2021年に買うべきETFベスト10」という記事が、先日公開されていました。
個別銘柄よりも、ETFでリスクを抑えて、ほったらかし投資をしたいという人には、とても参考になると思いますので、書かれていたことの要点を絞ってまとめてみました。
- SPDR S&P 500 ETF (SPY)
- インベスコ QQQ ETF (QQQ)
- バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
- バンガード・米国グロースETF (VUG)
- Schwab U.S. Small-Cap ETF (SCHA)
- iShares MSCI USA Min Vol Factor ETF (USMV)
- iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)
- バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)
- バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
- SPDR ゴールド・シェア(GLD)
「そもそもETFって何?」「ETFって儲かるの?」という方は、今すぐこの本を。
SPDR S&P 500 ETF (SPY)
純資産が3300億ドルと、地球上で最も大きく、最もポピュラーなETFです。
S&P 500(アメリカのトップ500社の大型株)のインデックスに連動します。
このETFを買うことで、簡単に米国トップ企業に分散投資することができます。
インベスコ QQQ ETF (QQQ)
QQQは「NASDAQ100(ナスダック100)」に連動します。
2020年に、S&P 500が16%上昇した一方で、ナスダック100は45%上昇しました。
ナスダック100はIT系の銘柄100社で構成されています。
昨年はナスダックの各銘柄が非常に好調でしたので、QQQはSPYの約3倍のリターンをもたらしました。
「S&PとかNASDAQって何?」という人にはこの本。2時間でサクッと読めて「米国株」全体を理解できます。
バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
340社以上の銘柄で構成されています。もちろん、製薬会社、メガバンク、小売業者などは1社も含まれていません。
ビッグテック企業の株価とともに上下するので、SPYよりは、ハイリスクハイリターンと言えるでしょう。
2020年は約45%のリターンがありました。
バンガード・米国グロースETF (VUG)
特定のセクターに「オールイン」したくないけれど、成長の可能性が高い企業に焦点を合わせたい場合、最適なETFの1つです。
スクリーニングを重ね、同業他社よりも早く収益を伸ばしている成長企業に焦点を当てた銘柄構成になっています。
アップル(AAPL)などのハイテク株や、ホーム・デポ(HD)などの小売業者、さらには鉄道株のUnion Pacific Corp.(UNP)に投資することができます。
250を超える株式で構成されています。
Schwab U.S. Small-Cap ETF (SCHA)
特定のセクターや特定の企業に依存することなく、小型株1,800社に分散投資できるファンドです。
他のインデックスファンドを支配しているような大企業を除外しています。
構成比率のトップは、LEDライトのメーカーであるクリー(CREE)や、ガン治療のスタートアップであるノボキュア(NVCR)などです。
ETFの年間経費率が0.04%と非常に低いのも特徴です。
iShares MSCI USA Min Vol Factor ETF (USMV)
2021年の株式市場について楽観的ではなく、より防御的なアプローチを取りたい場合は、USMVを検討するといいでしょう。
上下の少ない「最小ボラティリティ」株式に焦点を当てています。
世界的な製薬会社のメルク・アンド・カンパニー(MRK)や、食品・スナック・飲料企業のペプシコ(PEP)のような株式を保有しています。
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)
米国株式市場全体の97%を占めるMorningstar US Market Indexの中で、財務の健全性が高く、平均よりも高い配当利回りの銘柄で構成されています。
「高配当投資」は落とし穴もあるので、この本を読んでおくのがおすすめです。
バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)
これまでのETFは、すべて米国内への投資に焦点を合わせていますが、国際的に投資先を分散することで、ポートフォリオを多様化したい場合は、VEUが最適です。
すべての地域を含む「全世界」のファンドですが、「米国外」であるため、米国を拠点とする企業は除外されています。
構成比率のトップには、アリババグループホールディングス(BABA)とスイスの製薬会社ノバルティス(NVS)が含まれており、米国以外に分散するといっても、小さな未知のビジネスがたくさん集まっているという意味ではありません。
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
中国、インド、ブラジル、ロシア、メキシコなどの新興市場に焦点を当てて、ヨーロッパ、オーストラリア、日本の大企業を排除したETFです。
これらの海外市場は、特にコロナウイルス関連の経済的影響に関して、ややリスクを伴います。
ただし、長期的な成長の可能性も高いです。
構成銘柄のトップには、半導体製造の台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)と中国のeコマース企業JD.com(JD)が含まれます。
たった1つのETFで、5,000を超える新興市場の株式に分散投投資できるのが魅力です。
SPDR ゴールド・シェア(GLD)
2021年も、コロナウイルスの影響で政治や経済の不確実性が続くと考えられます。
株式市場は魅力的ではない可能性があり、ゴールドのような伝統的な安全資産がより魅力的になるかもしれません。
GLDは、金地金のみで構成される上場投資信託です。
GLDは過去12か月で約25%上昇し、米国の大型株のS&P 500指数を上回っています。
したがって、株式市場以外での多様化には明らかに有効だと言えます。
金投資の初心者の方は、こちらの本がメチャクチャわかりやすいです。
大手投資メディアや投資系YouTuberが選ぶ「2021年に値上がりする株」をこちらにまとめています。