3分でわかる!オクタ(OKTA)のサービスと強みをわかりやすく解説
米国株投資家に非常に注目されているOktaですが、どのようなサービスなのか知らない人も多いのでしょうか。
Oktaのサービスの概要をわかりやすく解説します。
OKTAのサービスは?
シングルサインオン
様々なクラウドサービスへのシングルサインオンサービスを SaaS で提供している会社です。
「シングルサインオン」とは、一度のユーザーアカウント認証処理で複数のアプリケーションなどを利用できるようにする仕組みです。
OKTAを導入している会社の社員は、このOKTAのポータル画面にログインするだけで、あとは利用したいアプリケーションごとのログインは不要となります。
いちいちアプリやシステムごとに、ユーザ ID とパスワードの組み合わせを入力する必要がなくなります。
MFA(多要素認証)
セキュリティを向上するため、状況に応じて複数の要素で認証を行うMFA(多要素認証)を行うことができます。
たとえば、社内ネットワークからの認証は登録したメールアドレスとパスワードで認証。
社外ネットワークからの認証は、メールアドレスによる認証とスマートフォンに送られるワンタイムパスワードによる認証を組みわせることが可能です。
なぜOKTAが優れているのか?
(1)ログインの手間が減る
クラウドサービスをいくつも使用していると、毎回ログインするのがめんどうです。
OKTAを使用すれば、個人で管理しなければならないID・パスワードは1つだけになります。
OKTAの管理画面にログインすれば、自動的に全てソフトやアプリにログインできるので、ログインの手間が減ります。
(2)セキュリティリスクを軽減できる
ID・パスワード情報が増えれば増えるほど、管理が難しくなります。
ID・パスワード情報をユーザーに渡してしまうことによるセキュリティリスクを軽減できます。
(3)IDの追加・修正・削除の管理が簡単
新規アカウント発行やサービスごとの細かい権限設定はもちろん、退職者が出た時も退職者アカウントをスピーディーにIDの無効化ができます。
アカウント管理工数が削減でき、コスト削減につながります。
(4)社外からも安全にアクセスできる
業務効率を上げるためのクラウドサービスなのに、セキュリティ上、社外から認証できなんて意味がありませんよね。
社外からの認証にはスマートフォンのワンタイムパスワードを要求するなど、状況に応じた柔軟な設定でユーザーの利便性を高めることが可能です。
将来性は?
今後 5G の時代が到来し、ネットワークが更に高速化され、通信量が安価になればなるほど、あらゆるビジネスサービスがクラウド化していきます。
企業向けクラウドサービスの種類が増えれば増えるほど、シングルサインオンでのログイン管理の需要は高まり、かつ継続します。
また、新型コロナ感染者拡大で、在宅勤務が増える中、同社の強みであるシングルサインオンの需要は高まっています。