農業は儲かるのか?
僕は、都内でサラリーマンやっているのですが、
最近農業に興味を持っていて、農業関連の本を読んでいます。
何冊か読んでおすすめだったのが、この本です。
なんとなく、就農に興味がある人が、最初に抱く疑問といえば……
ちゃんと食べていけるだけ儲かるの?
この本は、この疑問に答えてくれる本でした。
基本的には、食べていけるそうです。
その理由は、
- 市場を使えば、必ず値段がつく
- 農協を通じて、市場に出荷することで、個人で出荷するよりも安定的に良い値段をつけてもらえる
- 天候不良で不作の場合は、単価が上昇する
1. 市場を使えば、必ず値段がつく。
市場には「引き受け義務」ーー農家が持ち込んだものについて取り扱い、委託販売する義務が法律で定められています。
そのため、作ったけど、全然売れないということがないのです、
売る前に市場の相場をチェック(農林水産省のサイトなどで)しておけば、だいたい値段が分かるそうです。
2. 農協を通じて、市場に出荷することで、個人で出荷するよりも安定的に良い値段をつけてもらえる
農協に加入すれば、農協を通じて、市場に出荷できます。
農協は、市場に対して品質を保証する代わりに、個人よりも優先的に売買ができ、個人で市場に売るよりも高い値付けをしてもらえます。
3. 天候不良で不作の場合は、単価が上昇する
不作になれば、収入が激減するのでは? と心配しますよね。
しかし、全国的に生産量が落ちれば、需給のバランスによって価格が上がります。
ですから、少し生産量が減っても心配はいりません。
売上=単価×数量 なので、生産量が減っても単価が上がるため、意外となんとかなるというのがこの著者の意見です。
この本では、他にも「初心者が、どのように農家になるか」についても、細かく紹介されています。
ここについては、また次の記事で書くかもしれません。