yawaraka-waterの超読書感想文

HardWaterの英語学習と投資の記録

英語学習と株式投資に奮闘するブログ

MENU

農業は儲かるのか?

f:id:yawaraka-water:20190917025906j:plain

著者は、都内でのIT企業経営から、山形でのイチゴ農家に転身したという経歴の持ち主


僕は、都内でサラリーマンやっているのですが、

最近農業に興味を持っていて、農業関連の本を読んでいます。

何冊か読んでおすすめだったのが、この本です。

 

なんとなく、就農に興味がある人が、最初に抱く疑問といえば……

ちゃんと食べていけるだけ儲かるの?

 

この本は、この疑問に答えてくれる本でした。

基本的には、食べていけるそうです。

 

その理由は、

  1. 市場を使えば、必ず値段がつく
  2. 農協を通じて、市場に出荷することで、個人で出荷するよりも安定的に良い値段をつけてもらえる
  3. 天候不良で不作の場合は、単価が上昇する

 

1. 市場を使えば、必ず値段がつく。

市場には「引き受け義務」ーー農家が持ち込んだものについて取り扱い、委託販売する義務が法律で定められています。

そのため、作ったけど、全然売れないということがないのです、

売る前に市場の相場をチェック(農林水産省のサイトなどで)しておけば、だいたい値段が分かるそうです。

 

2. 農協を通じて、市場に出荷することで、個人で出荷するよりも安定的に良い値段をつけてもらえる

農協に加入すれば、農協を通じて、市場に出荷できます。

農協は、市場に対して品質を保証する代わりに、個人よりも優先的に売買ができ、個人で市場に売るよりも高い値付けをしてもらえます。

 

3. 天候不良で不作の場合は、単価が上昇する

 不作になれば、収入が激減するのでは? と心配しますよね。

しかし、全国的に生産量が落ちれば、需給のバランスによって価格が上がります。

ですから、少し生産量が減っても心配はいりません。

売上=単価×数量 なので、生産量が減っても単価が上がるため、意外となんとかなるというのがこの著者の意見です。

 

 

絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業

絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業

 

 

この本では、他にも「初心者が、どのように農家になるか」についても、細かく紹介されています。

ここについては、また次の記事で書くかもしれません。