「日経新聞を株式投資に活かしたい人」におすすめの本:『日経新聞マジ読み投資術』
めちゃくちゃ面白くてためになる本があったので、紹介します。
日経新聞を購読しているのですが、どうしてもめんどくさて読まなかったりしてしまことがあります。
「効率よく読む方法はないかな?」と思っていたところで、この本に出会いました。
買って損なはないです。
ベテラン投資家が教える「超効率的な日経新聞の読み方」
結果を出している投資家やトレーダーほど、根拠なしに売買することはないし、「お宝を発掘する力」や「危険を察知する力」に優れています。
それは、なぜかといえば、彼らが情報収集能力に長けているからじゃないでしょうか。
投資家が1年365日欠かさずやっていることは、情報収集です。
トレードしない日であっても、情報収集はします。
なので、何よりもまず鍛えるべきは、「情報収集能力」なのだと思います。
とはいえ、情報収集ばかりやっているわけにはいかないので、短時間で効率的に世の中の情報を仕入れたい。
この本は、毎日15分あればできる「日経新聞の超効率的な読み方」が書かれている良書でした。
著者は元野村證券の法人営業。
毎日毎日、実践してきた日経新聞の読み方をわかりやすく教えてくれる本です。
8つの漢字を探しながら、日経新聞をざっと眺める
読みのノウハウがたくさん書かれていたのですが、1つだけめちゃくちゃ簡単なノウハウを紹介します。
見出しの漢字に着目する。めちゃくちゃ簡単ですよね。
注目する漢字は次の8つです。
「年」(例:20年ぶりに復刻、2010年以来の快挙)
「初」(例:初年度、初期、世界初の取り組み、業界初の出来事)
「最」(例:最高、最低、最長、最多、最大など)
「新」(例:更新、新技術、新たな取り組みなど)
「発」(例:発見、発明、発表、日本発など)
「転」(例:転換、反転、転機、移転など)
「脱」(例:脱退、脱〇〇など)
「改」(例:改革、改正など)
日経新聞を頭からお尻まで、じっくり読むのは大変なので、これらの8つの漢字に注目して流し読みし、8つの漢字を見つけたら、その記事をじっくり読むというわけです。
簡単な例で言うと、
「『夏休みは海外』過去最高」という見出しがあれば、航空会社、旅行、保険、などのセクターに目を向けるようということ。
現在のコロナの状況だと反対で、過去最低という見出しが出ていたので、そういった業界への危機感は反対に高まりますよね。
このように市場や事業の変化を伝える記事には、8つの漢字がよく出てくるので、これらの漢字を探しながら、読めばいいというわけです。
その他にも、日経新聞の特徴をおさえた読み方のノウハウがめちゃくちゃたくさん書かれていたので、読んで本当に損はない1冊だと思います。
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